LINEリサーチは1月11日、日本全国の15歳~64歳の男女を対象に実施した、マイナンバーカードを持っている人の割合や、マイナンバーカードで「できたらいいな」と思うことについての調査結果を発表した。有効回収数は5254サンプル。
マイナンバーカードの所有状況は、「持っている」人の割合が68.4%という結果になった。その他、「持っていないが、これから作るつもり」という人が18.2%、「持っていないし、作るつもりもない」が10.7%という結果になっている。
「持っている」人を年代別にみると、10代では5割台で、60代では8割弱と、年代が上がるほど高い傾向となった。「持っていないが、これから作るつもり」という人は10~50代ではほぼ差がみられませんが、60代ではやや低い。
マイナンバーカードを知っている人に、すでにできることも含めて、マイナンバーカードで「できたらいいな」と思うことについて聞いた質問では、「健康保険証として利用できる」「公的証明書の発行に関する手続きができる」「運転免許証として利用できる」がそれぞれ4割弱の僅差で並ぶ結果に。
男女別にみると、「健康保険証として利用できる」「運転免許証として利用できる」「パスポートとして利用できる」といった、身分証明書の代わりになるという項目は特に男性の割合が高くなるという結果になっている。
また、ランキング外となったものの「インターネットでサービスを使うときの本人認証に利用できる」「会員証やポイントカードとして利用できる 」「金融機関の口座との連携」「クレジットカードとの連携」の項目に関しては、女性よりも男性の方が比べて高い割合となっている。
ランキング外を年代別にみると、10代では「履歴書として利用できる」が他の年代よりも高く、3割超となっているほか、「勤務先や学校でのID・証明として利用できる」「インターネットでサービスを使うときの本人認証に利用できる」も3割超となった。20~30代では、「引っ越しに関する手続きに利用できる」が他の年代よりも高く3割超で、30代以上では「公的証明書の発行に関する手続きができる」が4割前後の高い割合で1位となっている。