近畿医療学園は1月11日、20代~30代前半のサラリーマンを対象に実施した「リスキリング」に関する調査の結果を発表した。

「将来に対しての不安要素をなくすために取り組んでいることはありますか?」という質問では、「ある(44.4%)」「ない(55.6%)」と、やや取り組んでいることがないと回答する人が多い結果となった。

「ある」と回答した人たちからは、「資格取得のための準備」「他会社と接点を作る」「趣味や生きがいを見つけようといろいろなことに興味をもっている」「通信制大学に通っている」など、今の仕事を離れても選択肢を広げられるように取り組んでいる声が寄せられた。

一方で「ない」と回答した人に「何も取り組んでいない理由を教えてください」と質問すると、「何をしたらいいのかわからないから(56.9%)」との回答が最も多かった。これに、「時間がないから(13.7%)」「仕事に精一杯でキャパシティに余裕がないから(10.7%)」という回答が続いている。

  • 左:将来に対しての不安要素をなくすために取り組んでいることはありますか? 右:何も取り組んでいない理由を教えてください 引用:近畿医療学園

また「仕事をしている中で、リスキリングの必要性を感じたことはありますか?」と聞いた質問では、「かなりある(14.8%)」「少しある(40.4%)」を合わせた半数以上の人が「ある」と回答する結果に。

  • 仕事をしている中で、リスキリングの必要性を感じたことはありますか? 引用:近畿医療学園

「将来を考え、スキルや資格を取得しておくことは必要であると思いますか?」という質問では、8割近くの人が「かなりそう思う(33.9%)」「少しそう思う(45.0%)」と回答した。「実際にリスキリングに取り組んでいますか?」という問いには、「現在取り組んでいる(15.8%)」「取り組んでいないが過去に取り組んだことがある(19.9%)」という回答が得られ、3割以上が現在取り組んでいたり、過去に取り組んだ経験があったりすることが判明した。

  • 将来を考え、スキルや資格を取得しておくことは必要であると思いますか? 引用:近畿医療学園