IT系人材のシェアリングサービス「FLEXY」を運営するサーキュレーションは1月11日、副業や現在の稼働状況を含めて、現在求められている案件の内容や、案件以外に求められている事柄に関する調査の結果を公表した。調査にはFLEXY登録者161人が回答した。
現在の時間単価について聞くと、「3000~5000円」(34.8%)とする回答が最も多かった。また、僅差で「5000~10000円」(32.3%)が続いた。「10000円以上」とする回答も7.5%あった。その一方で、時間単価を把握していない人材は9.3%いたという。
回答者が身に付けている割合が最も多かった言語は「JavaScript」。時間単価と取扱可能な言語・技術との関連を調査すると、時間単価10000円以上の人材では「Swift」「Ruby on Rails」「Laravel」「Node.js」などを身に付けている傾向が見られたようだ。
案件受託の際に重視するポイントとして、「リモート可能」(87.6%)を選んだ人材が最も多かったという。次いで、「報酬が高い」(68.3%)、「サービスに興味がある」(51.6%)が続いた。労働条件に加えて、サービスそのものの魅力を重視する人材が半数以上いたとのこと。
調査を実施したサーキュレーションはこの結果を受けて、「委託側の企業にとっても、自由な環境や好条件の提示だけでなく、自社サービスをいかに魅力的に伝えられるかが優秀な人材獲得においてはポイントになっている」としている。
案件の提供以外について「あると望ましい機会や情報」についてのニーズを聞くと、「単価交渉のノウハウ」(42.1%)が最も求められている結果に。「広くエンジニア同士の情報交換」(38.4%)、「副業・独立に関する相談」(32.7%)が続いた。
また、自由回答でも「キャリアをステップアップさせて単価を上げたい」といった声が複数挙げられたようで、より単価の高い案件を獲得して成長することへの志向性が強い人材の多さがうかがえる。