2023年の年頭にあたり、NTT東日本 代表取締役社長 社長執行役員 澁谷直樹氏は年頭所感として、以下を発表した。

明けましておめでとうございます。

平素よりNTT東日本グループの事業運営に対しまして、格別のご理解を賜り厚く御礼申し上げます。

年頭にあたり、ご挨拶申し上げます。

昨年は、新型コロナウイルスの蔓延に加え、ウクライナ危機の発生により、日本社会全体において経済や社会生活への影響が引き続きました。加えて、地域社会においては、人口減少や産業衰退などの課題も大きくなっています。

当社は、このような社会課題の解決に向け、通信分野のみならず、スマート農業・ドローン・eスポーツ・デジタルアートなどの非通信分野においても、自社アセットの積極的な活用やビジネスパートナとの連携などを通じ、地域循環型社会への転換に挑戦してまいりました。

また、マネージド・ローカル5Gをはじめとした高機能なネットワークサービスの提供拡大や、自治体様・地域企業様と連携した地域DX人材の育成・BPOサービス提供など、現場に飛び込み・共感しながら、地域社会のDX化を支える新たな取り組みも進めてきております。

2023年、私たちNTT東日本グループは、現在の課題ではなく未来の課題に対して、ソリューションを提供するだけではなく未来を見据えて支えていく、価値創造していく「地域の未来を支えるソーシャルイノベーション企業」として進化していく所存です。

加えて、これまで同様、情報通信事業者としての使命を遂行するべく、安定的な通信インフラの提供に努めてまいります。合わせて、SDGs達成に向けても継続して取り組み、特に環境負荷の低減に向けては、ネットワーク電源設備、空調設備の高効率装置への更改などの省エネ、消費電力のグリーン化等により、自社のCO2排出量削減を推進していきます。

これらを通じて、持続的な発展が可能な地域循環型社会の実現へ貢献してまいります。

末筆ながら、本年が皆様にとって、より良い飛躍の年になることを祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。