Sansanは12月19日、営業DXサービス「Sansan」のデータ統合機能「Sansan Data Hub」がMicrosoft Dynamics 365の主要製品と双方向API連携を実装することを発表した。今回の連携により、ユーザー企業がDynamics 365の各種機能を利用し、営業やマーケティング、カスタマーサービスといったさまざまな場面で蓄積した顧客データを統合、最新情報への自動更新が可能になる。

Sansan Data Hubは、複数のシステムに分散した顧客データの統合とリッチ化を可能にする機能で、搭載されている名寄せエンジンは、SansanのAI技術を結集した独自のテクノロジーとなっている。

一方でDynamics 365は、クラウド上でさまざまな機能を提供するビジネスアプリケーション。今回、Sansan Data Hubがデータ連携が可能になる製品は、Microsoft Dynamics 365 Sales、Marketing、Customer Service。

Dynamics 365の利用企業は、今回の連携によって、営業・マーケティング活動で蓄積した顧客データについて、包括的に管理・可視化できるようになるという。具体的には、Dynamics 365上で顧客データの名寄せが可能になるほか、Sansan Data Hubが外部情報ソースと連携し、会社情報や人物情報をDynamics 365上の顧客マスタに新規で付与、または最新情報に更新する。これにより、高品質な顧客マスタを構築するとともに、営業・マーケティング活動に必要な各種情報のリッチ化を実現するという。

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