富士通は12月12日、「テクノロジー×デザイン×起業家精神」が三位一体となった新たな学校として、2023年4月に開校予定の「神山まるごと高等専門学校」の学費無償化を目的とした「スカラーシップパートナー」に参画し、同校の奨学金基金へ10億円を拠出することを発表した。
同社は、パーパスである「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」を実現するためのGRB(グローバルレスポンシブルビジネス)の枠組みとして、7項目をグローバル共通のサステナビリティ重要課題として取り組みを進めている。その中で「コミュニティ」の取り組みにおいて、地域社会(コミュニティ)に貢献することは、地球市民として、またグローバル企業として社会的責務であると認識し、ポジティブなインパクトを創出するサイクルを築き上げることを優先課題として、さまざまな取り組みを行っているという。
このような「コミュニティ」の取り組みに、同校のコンセプトやビジョンが合致することから、このたび、スカラーシップパートナーへ参画することを決定したという。
今後は、各種プログラムへの参加機会の提供や、学生とのコラボレーションを通して出たアイデアから先進的なデジタルの社会実装を行うなど、新規事業の創出、地域創生、共創等を実施していく予定。
提供するプログラムとしては、「従業員とのワークショップへの参加や主催イベントへの登壇など、学生の成長につながる機会」「新規事業創出プログラム(Fujitsu Innovation Circuit)への参加を通じたアントレプレナーシップの習得や、ハッカソンへの参加を通じて学生の未来に向けたアイデアを磨く機会」「学生のアイデアの具現化検討に際し、未来社会を実現する当社サービスの企画や評価への参加や、インターンシップによる、リアルな就業体験の場」などが予定されている。