パロアルトネットワークスは12月12日、医療機器向けのセキュリティソリューションである「メディカルIoTセキュリティ」を発表した。提供開始は2023年1月を予定。

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「メディカルIoTセキュリティ」は、医療用のコネクテッドデバイスを保護するセキュリティソリューション。

デバイスの自動検出、コンテキストセグメンテーション、最小権限ポリシーの推奨、ワンクリックのポリシー適用により、シームレスかつ簡素化された手法でゼロトラストアプローチを提供。また、高度な脅威防御や高度 URLフィルタリングなど、パロアルトネットワークスのクラウド配信セキュリティサービスとシームレスに統合することで、高度な脅威保護を実現するという。

医療機関は機械学習 (ML) を使用することで、自動化されたセキュリティ対応によるデバイスのルール作成やゼロトラストポリシーの推奨提案と適用の自動化、デバイス脆弱性とリスク状況の理解、コンプライアンスの向上、ネットワークセグメンテーションの確認、運用の簡素化が可能になるとしている。

パロアルトネットワークスのネットワーク セキュリティ担当シニアバイスプレジデントであるアナンド・オズワル氏は、次のように述べている。「医療業界におけるコネクテッドデバイスの急増は多くのメリットをもたらしますが、これらデバイスの保護は不十分であることが多いです。当社インテリジェンスリサーチチームのUnit 42によると、病院や医療機関のネットワークで調査されたスマート輸液ポンプの75%に既知のセキュリティ問題がありました。セキュリティデバイスはサイバー攻撃者にとって魅力的な標的となり、患者のデータを侵害したり、最終的に患者を危険にさらす可能性もあります。」