体験型ストア「b8ta(ベータ)」を運営するb8ta Japanは12月8日、売らない店の開業や導入、および運営を支援する新事業「by b8ta(バイべータ)」を12月から開始することを発表した。

同サービスは8月に試験的に開始していたが、今回が正式なローンチとなる。2023年度中に30拠点の導入を目指すとしている。

b8taは「売ることを主目的としない店舗」として、2015年にシリコンバレーで最初の店舗が立ち上がった。スタートアップ企業で生まれたばかりのプロダクトを中心に、他の店ではあまり体験できないような製品が店頭に並ぶ。b8taに出品する企業は月額の出品料のみで商品を展示できるのが特徴だ。

今回新たに事業を開始するby b8taは、体験型ストアを開業し運営する際に重要となるソフトウェアやハードウェアに加えて、器具のデザインやその制作、店舗デザイン、売らない店舗運営のトレーニング、b8ta店舗スタッフの派遣、ブランディング支援、店内イベントといった集客案支援など、8項目のサービスを提供する。

同社によると、「体験型ストアやコーナーを自店舗内に開業したいが、ノウハウがない」「より良いサービスに変えていくためのヒントを模索している」といった企業の要望を受けたことから、新事業の立ち上げに至ったとのことだ。