SCSKは11月21日、クラウドストレージサービス「Dropbox」と同社のノーコード開発サービス「CELF」の機能を活用し、ファイルサーバに保存されているExcelデータを自動的に集計してデータベース化するサービス「自動データ収集アプリ」を提供開始すると発表した。

同サービスは、Dropbox法人向けプランが提供する「リクエスト機能」「ストレージ管理機能」とCELF を組み合わせることで、Excel データをCELFに生成したデータベースに自動で格納する。

同社の実証実験では、多数の人にExcelでのデータ入力・ファイル提出を依頼する際に発生する「未提出者の催促」「入力データ値のチェック」「統合のための転記作業・データベースへの格納」という一連のタスクを自動化することで、データ収集プロセスを 80%以上低減したという。

データベースで管理するデータの結合・組み合わせ・グルーピングもCELFで行えるため、リアルタイムでデータを活用できる。

  • 「自動データ収集アプリ」導入前と導入後

また、Dropboxでの作業を自動化するために提供されている「Dropbox API」を専門的なプログラミング知識がなくても利用できるよう、「CELF」上に部品化した。この部品を利用することで、担当者がDropbox上のファイルに対し、データ加工・修正・突合などの作業の自動化が行える。

価格は、年間35万5,000円(10ユーザー) から(Dropbox Standard とCELFクラウドサービスのライセンス料金含む)。