SmartHRは10月28日、企業の人事・労務実務担当者向けの資格「人事労務マイスター検定」を創設したことを発表した。2022年11月に無料のWeb学習教材を公開し、2023年4月に第1回検定試験を実施予定だという。

同検定は、人事・労務に関する「知識」と「事象」を掛け合わせ、答えを導く能力を高めることを目的としたもの。人事・労務担当者として各分野の何を知っている必要があるかといったアンテナを張り、理解のポイントをつかむことを重要視しているという。

第一弾は「社会保険」にフォーカスし、入社から退職までの間に起きる、さまざまなライフイベントにまつわる社会保険・雇用保険に関する知識を身に着けることを目指す。

問題のほとんどが事例型で、暗記力を測るものではないため、試験中の教科書閲覧とWeb検索を可能としている。学んだ知識を基に、調べて答えにたどり着く力をつけ、企業の関与が必要な社会保険に関する知識・手続きが理解できていることを証明するという。

人事労務マイスター検定(社会保険)の出題範囲は以下の通り。

 入社
 扶養家族の追加・削除
 氏名変更
 随時改定
 定時決定
 年度更新
 出産・育児
 転勤住所変更
 労働災害
 介護休業
 賞与支給
 定年退職(再雇用)
 高年齢雇用継続
 休職
 事業所開設
 子会社設立
 海外赴任
 二以上勤務

受験資格は年齢、学歴要件、職歴などすべて不問で、4月、8月、12月の第3週目の火曜日・水曜日・木曜日に試験が行われる予定。検定料は無料で、申し込みも不要となっている。