凸版印刷は7月4日、公募型オープンイノベーションプログラム「co-necto 2022」の募集を同日より開始することを発表した。今回から募集テーマとなる社会課題を11種類に細分化し、より具体的な提案が可能となった。エントリー締め切りは8月19日。

  • co-necto 2022

    co-necto 2022

co-necto」は、凸版印刷とスタートアップ企業、地域のパートナー企業で共創する実証型プログラム。同プログラムでの実証を通じて、プロダクトマーケットフィットを支援するとともに、パートナー企業を含めた3社で新たなサービスやプロダクト・ソリューションを生み出そうというものだ。

凸版印刷は同プログラムを2017年より実施しており、今回の「co-necto 2022」は第6弾。11の社会課題をテーマにスタートアップ企業の持つサービス・ソリューションを募集し、2次選考を通過したスタートアップ企業とパートナー企業、および凸版印刷の3社の実証実験を行う。パートナー企業および凸版印刷は、実証フィールドの提供や実証実験の費用一部負担といったインセンティブを提供する。

募集テーマは、カーボンニュートラル、行政DX、小売・流通DX、メタバース、金融DX、業務効率化、次世代ソリューション、スマート農畜水産業、次世代ヘルスケア、次世代エネルギー、ものづくり——の11種類。エントリー資格は、法人格を有する企業で実証実験を行うことができるサービスやプロダクトを自社で保有し、凸版印刷及びパートナー企業との協業が可能なこと。

エントリー方法は、特設サイトのエントリー受付フォームに必要事項を記入の上、別途メールにてエントリー書類を提出する。選考基準は競争優位性・革新性、社会的課題解決に対する貢献度、事業及びマーケットの成長性、パートナー企業・凸版印刷のニーズをとらえた実証実験計画となっているか。

スケジュールは、オンライン説明会を7月22日に実施し、8月19日にエントリー締め切り。8月下旬に1次選考(書類審査)、9月上旬に1次選考結果通知、9月中旬に2次選考(オンラインピッチ)、11月以降に2次選考結果通知。2次選考を通過した場合は結果通知後、凸版印刷およびパートナー企業と実証実験に向けた計画策定を進めるという。