DXの掛け声の下にクラウドの導入が進んでいる。だが、そのセキュリティ対策は追いついているのだろうか? 10月4日に開催された「TECH+セミナー ネットワークDay 2022 Oct. クラウド時代の企業通信インフラ」で、東京大学 大学院 情報理工学系研究科 SIセンターで教授を務める関谷勇司氏が、「DXとクラウド化に対応するネットワークセキュリティモデル」と題して、クラウド時代のセキュリティの考え方について解説した。

「クラウド・バイ・デフォルト原則」で加速するクラウド普及

DXによって、どこでも働けるようになったり、データを利活用した便利なサービスが生まれたりという変化が起きている。今後は日本政府が提唱する「Society 5.0」にあるように、サイバー空間とフィジカル空間が融合していくことも考えられるだろう。

  • サイバーフィジカルの考え方

しかし、それらのメリットは適切なセキュリティがあってこそ安心して享受できるものだ。

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