Canonicalは0月5日(英国時間)、「Canonical launches free personal Ubuntu Pro subscriptions for up to five machines|Ubuntu」において、データセンターおよびワークステーション向け「Ubuntu Pro」をパブリックベータ版として提供を開始したと伝えた。これはセキュリティメンテナンスとコンプライアンスサブスクリプションを拡張するもので、10年間にわたってオペレーティングシステムと23,000のパッケージがセキュリティアップデートの対象として提供されることになる。

  • Canonical launches free personal Ubuntu Pro subscriptions for up to five machines|Ubuntu

    Canonical launches free personal Ubuntu Pro subscriptions for up to five machines|Ubuntu

セキュリティアップデートの対象となるパッケージにはAnsible、Apache Tomcat、Apache Zookeeper、Docker、Drupal、Nagios、Node.js、phpMyAdmin、Puppet、PowerDNS、Python 2、Redis、Rust、WordPressなどが含まれている。

Canonicalは、すでにUbuntu Proという名称を含むセキュリティサポートサービスを特定のサービスと結びつけて提供している。今回の発表は、このサービスをサーバとデスクトップの双方に対してより広く汎用的なものとして提供するものとなる。

そして今回の発表で注目されるのは、個人および小規模な商用利用に関しては無料で利用できるようにサービスを提供している点。Ubuntu 16.04 LTS以降のすべての長期サポート版(LTS: Long Term Support)で利用できる。個人サブスクリプションで利用できるのは最大5台まで。

Canonicalは長期サポート版のUbuntuに対し、基本的に5年間のアップデートを提供している。サービスを利用した場合は、合計10年間のセキュリティアップデートサービスが利用できる。今回の発表によって、Canonicalは実質的にほぼすべてのユーザーに対して10年間のセキュリティアップデートを提供することになる。