米国土安全保障省サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA: Cybersecurity and Infrastructure Security Agency)は9月22日(米国時間)、「ISC Releases Security Advisories for Multiple Versions of BIND 9|CISA」において、DNSサーバ「BIND」に複数の脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、攻撃者によってサービス運用妨害(DoS: Denial of Service)状態を引き起こされる危険性があるとされている。

脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。

  • BIND 9 Security Vulnerability Matrix

    BIND 9 Security Vulnerability Matrix

CISAは次の脆弱性について確認を行うとともに、必要な緩和措置を適用することを推奨している。

脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。

  • BIND 9.16.33
  • BIND 9.18.7
  • BIND 9.19.5
  • BIND 9.16.33-S1 (サポートテッドプレビューエディション)

一部の脆弱性は深刻度が重要(High)に分類されており注意が必要。CISAは、上記のセキュリティ情報をチェックするとともに、必要に応じてアップデートを適用することを推奨している。