PwCコンサルティングは9月20日、メタバースを活用した社内コミュニケーションに関するコンサルティングサービスの提供を発表した。

同サービスでは、企業・組織内における事業戦略浸透や従業員エンゲージメント向上、社員間コミュニケーションの活性化を目的としたメタバースを活用したイベントの開催を包括的に支援するものだ。イベントの準備から実行までに要する期間は、約5カ月となる。

具体的には、企業における社内コミュニケーション活性化の戦略確認、イベントの目的設定・設計・コンテンツ企画からイベントの開催・運営、イベント開催後の満足度測定、効果測定、結果集計・分析までを同社が支援する。また、メタバース環境の構築と、メタバースイベントに参加するためのVRゴーグルの貸し出し、VRゴーグルなどの配送なども同社が実施する。

同社は2022年6月27日から6月29日の3日間、メタバース空間において全社員を参加対象とした自社イベントを企画・開催し、メタバースを活用した社内イベントにおける課題や効果、得られた示唆を調査レポート「大規模メタバース社内イベント実証実験」にまとめて公開している。今回提供するサービスは、同レポートを通じて得られた知見を基にしており、「VR酔い」や機器のセットアップ、プライバシーやセキュリティの課題を回避・低減するよう考慮しているという。