大林組は、自律作業ロボットと既存設備を連携する統合制御プラットフォームによる自律化・省力化ソリューションを事業の核とした新会社「PLiBOT(プライボット)株式会社」を設立、9月より事業を開始したことを発表した。

新会社は、自律作業ロボット(AMR:Autonomous Mobile Robot)及び既存設備を連携する統合制御プラットフォーム「PLiBOT」の提供とAMRの販売、AMR受託開発インテグレーションなどを事業の柱とする企業で、大林組が新領域ビジネスを展開するために運営してきたビジネスイノベーション推進室から生まれている。

  • 「PLiBOT」で扱う病院や生産工場、物流施設で重量物を運搬するAMR製品(左型、Karter社、右側、Oppent社)(同社資料より)

    「PLiBOT」で扱う病院や生産工場、物流施設で重量物を運搬するAMR製品(左型、Karter社、右側、Oppent社)(同社資料より)

「PLiBOT」(公式Webサイト)

「PLiBOT」(公式Webサイト)

柱となる統合制御プラットフォーム「PLiBOT」は、同社が開発してきた搬送自律化・省力化ソリューションにスイスのBlueBotics社のナビゲーションシステム「ANT」を搭載したもので、最先端のAMRと既存の設備をシームレスに連携し効率的な設備運営を実現する。事業エコシステムの推進も発表しており、Karter社、Cleanfix社、Oppent社などの世界中のメーカーと販売代理店契約を結び日本国内でのメンテナンスサポート体制の構築を行うなど事業のネットワーク化も図っていくという。