TISインテックグループのTISは9月1日、エンタープライズ向け業務システムのUI(User Interface)やUX(User Experience)のデザインコンサルティングなどを手掛けるFixelの株式を取得し、子会社としたことを発表した。

同社はこれに合わせて、顧客企業のプロダクトやサービスのデザイン、事業の課題抽出からアイデア出し、コンセプト開発などを支援するDX(デジタルトランスフォーメーション)デザインの専門チームを立ち上げるとのことだ。

Fixelは、エンタープライズ業務システムのUI/UXデザインコンサルティングに強みを持ち、業務システムのプロダクト企画からデザイン、実装、リリースに至るまでの過程を支援する。その他、自社プロダクトであるデザインシステムのSaaS(Software as a Service)型プラットフォーム「UXHub」も手掛ける。

一方のTISは、ステークホルダーとの共創促進やDXコンサルティング機能の強化を進めており、2023年度末までにTISインテックグループにおけるDXコンサルタント500人を目指しているという。そこで、Fixelのデザインコンサルティング力と、TISが持つ顧客対応力およびシステム構築力を組み合わせて、DX領域での競争力強化を目指すとして、今回の子会社化に踏み切ったとのこと。