伝えた。

米国土安全保障省サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA: Cybersecurity and Infrastructure Security Agency)は8月24日(米国時間)、「CISA Releases New Insight on Preparing Critical Infrastructure for the Transition to Post-Quantum Cryptography|CISA」において、重要インフラストラクチャおよび政府ネットワークの所有者および運営者に対して、量子コンピューティングが国家の重要な機能に与える潜在的影響の概要と移行準備をはじめるために現在取るべきアクションを示したドキュメントを公開したことを伝えた。

  • CISA Releases New Insight on Preparing Critical Infrastructure for the Transition to Post-Quantum Cryptography|CISA

    CISA Releases New Insight on Preparing Critical Infrastructure for the Transition to Post-Quantum Cryptography|CISA

公開されたドキュメントは、次のページにおいて閲覧できる。

量子コンピューティングは優れたコンピューティングパワーとスピードをもたらすことになると考えられているが、これは既存のインフラストラクチャに対する新たなリスクとなることも意味している。そのリスクには、米国のネットワークが機密を保持するために依存している公開鍵暗号を破る能力も含まれるため、こうしたリスクに対抗するために量子暗号への移行の準備を開始する必要があると指摘している。

量子暗号への移行をスムーズかつ効率的に実現するためとし、CISAは上記のガイダンスとともに、「Preparing for Post-Quantum Cryptography: Infographic | Homeland Security」に従うことを推奨している。