オープンワークは8月23日、「出身大学別年収ランキング2022」を発表した。同レポートでは、30歳時の想定年収上位30校を集計し、出身大学による年収にどれくらいの差があるのかを明らかにしている。
具体的には、就職・転職のためのジョブマーケット・プラットフォーム「OpenWork」に蓄積された社員の年収データを基に、独自のアルゴリズムによって企業ごとに異なる賃金カーブを25歳から5歳刻みで可視化する「年齢別年収」機能を応用し、各大学出身者の25歳から55歳までの年齢別想定年収も合わせて算出した。
30歳時の想定年収で第1位を獲得したのは東京大学で、30歳時の想定年収は761万円と算出されている。同大卒の想定年収は、35歳時が954万円、40歳時が1092万円、45歳時が1195万円、50歳時が1281万円、55歳時が1351万円と算出されている。
第2位以降は、上から一橋大学、慶應義塾大学、京都大学、東京工業大学となっている。
大学別に見ていくと、「旧帝大」(北海道大学・東北大学・東京大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学・九州大学)は7校すべてランクインし、「早慶上智」(早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学)はトップ15以内に3校すべてランクインした。
関東の難関私大「MARCH」の5校からは中央大学・明治大学・青山学院大学の3校が、関西の難関私大「関関同立」の4校からは同志社大学の1校がそれぞれランクインした。
年齢別想定年収を見ていくと、東京大学は25歳時から50歳時にかけて第1位を維持しているが、55歳時に一橋大学が逆転し第1位になる。一橋大学は、25歳から55歳にかけての「年収アップ額」に関しても1位だという(910万円増)。
「年収アップ額」の第2以降は、東京大学(832万円増)、防衛大学校(794万円増)、京都大学(719万円増)、名古屋大学(700万円増)という結果になっている。