イーオンは7月28日、イマースが開発したVR言語学習プラットフォーム「IMMERSE」を使用した新しいオンラインレッスン「AEON VR」を8月23日から提供開始することを発表した。8月2日から無料体験版の予約が開始されることに先立ち、筆者もこのレッスンに参加させていただいたので、その一部始終をお届けしよう。
空港・ホテルなど、実践的なシチュエーションをメタバースで 提供
「AEON VR」は、イーオンと言語教育に特化したVRプラットフォームを持つイマースの両社の強みを生かし、国内にいながら海外で英語を使用するシーンをリアルに体験できる学習コンテンツとして共同で開発したもの。Wi-Fi環境とVRデバイスがあれば、どの場所からでもあたかも海外にいるかのような英語学習を体験できるという。
「AEON VR」では、IMMERSEの約40のシーンを利用して、イーオンの教師と少人数の参加者が一緒にメタバース上のさまざまなシーンを巡りながら、ライブレッスンを行う。
レッスンでは、空港での入国審査やホテルでのチェックイン、ファストフードでのオーダーなど、海外旅行で役立つ英会話に始まり、街中や家の中での会話、海外で生活する上で必要な英会話スキルも「タスクベース」で実践的に学んでいく。また、教師のガイドによる海外の有名観光地のツアーや、現地の文化や地理、歴史等についてVRの特性を生かした学習も行っていくという。
教師はIMMERSEのパソコン版アプリケーションから、バーチャル空間を活用したオリジナルレッスンカリキュラムを作成することができるため、学習者に合わせてレベルやニーズに寄り添ったレッスンを提供することが可能になっている。
また、講師とのメタバース上での英会話グループレッスンだけでなく、英語を熱心に学ぶAEON VRの受講生徒同士が交流できる「ソーシャルラウンジ」スペースも用意し、レッスンの時間だけでなく、好きな時間にいつでも、メタバース上で英会話の実践練習をすることができるという。
コンテンツの内容としては、12個の独立したユニットが設置されており、「初対面の人との会話、空港での入国審査」「街中で旅の計画、ファストフードの注文」「家の中にある物の場所・用途の説明」「海外ツアーとその土地に関連した英会話」「目的地への道順の質問と質問への回答」「予定を話す会話、空港でのチェックイン」「ホテル等で丁寧に許可を求める会話」「海外ツアーとその土地に関連した英会話」「カフェや動物園での様々な物事の比較」「無人島に流れ着いた時の英会話」「カーディーラーで新車のプレゼン」「海外ツアーとその土地に関連した英会話」といった内容になっている。
料金は、2022年12月末まではキャンペーン価格で、12回コース3万3,000円(有効期限4カ月)、6回コース1万7,820円(有効期限2カ月)となっている。