Atlas VPNは7月27日(米国時間)、「Linux malware on a rise reaching all-time high in H1 2022 - Atlas VPN」において、2022年上半期のオペレーティングシステムごとの新規マルウェアのサンプル数を公表した。これまでサイバー犯罪では、主にWindowsがターゲットとされていたが、今回の調査でサイバー攻撃の傾向が変化してきたことが明らかとなった。

Atlas VPNチームの調査により、2022年上半期にLinuxを標的とした新規マルウェアのサンプル数が約170万発見され、過去最高を記録したことが判明した。22万6324のサンプルが発見された昨年上半期と比較すると、650%近く急増したことになる。2022年上半期の新規Linuxマルウェア数は、2021年通年の当該サンプル数より31%も増加しており、2022年の上半期だけで2008年以降のどの年よりも多くなっている。

  • New Linux malware samples by quarter(2021 -H1 2022)および by year(2008 -H1 2022)

    New Linux malware samples by quarter(2021 -H1 2022)および by year(2008 -H1 2022) 引用:Atlas VPN

2022年上半期に新規マルウェアサンプル数が増加したのはLinuxだけだったが、全体としては依然としてWindowsが最も多い。2022年上半期に発見された新規Windowsマルウェアのサンプル数は4140万確認されたが、昨年上半期と比較すると、35%減少したことになる。

  • New malware development by operating system(H1 2021 vs H1 2022)

    New malware development by operating system(H1 2021 vs H1 2022) 引用:Atlas VPN

Linuxは他のオペレーティングシステムほど一般に普及していないが、多くのネットワークのバックエンドシステムとして動作しており、Linuxへのサイバー攻撃は有効になってきている。Linuxの普及率がさらに上がれば、それに対する攻撃も増えると見られている。