NECネッツエスアイは7月29日、自治体や官公庁が利用する閉域ネットワークであるLGWAN(Local Government Wide Area Network)の環境内で「Box」を利用できる「Boxセキュアアクセスサービス for LGWAN」のサービス受付を開始したと発表した。同サービスは2022年10月より提供する予定だ。

同サービスでは、「Boxのライセンス」「セキュリティ水準を満たし、クラウドサービスを利用できる基盤」のほか、オプションで「導入支援から運用までのサポート」を提供する。基盤の利用料(税別、年間ライセンス)は1ユーザーにつき3万円で、最小ユーザ数は5ユーザーとなる(初期導入費用、Box各種ライセンスの費用は要問い合わせ)。

  • 従来の外部ファイル共有と「Boxセキュアアクセスサービス for LGWAN」との比較

    従来の外部ファイル共有と「Boxセキュアアクセスサービス for LGWAN」との比較

同サービスは、J-LIS(地方公共団体情報システム機構)に準拠しており、LGWAN-ASPセキュリティ基盤にてセキュリティ対策や無害化処理を自動で行う。そのため、自治体職員はファイル無害化を意識した操作を行う不要がない。

また、LGWAN接続系端末以外にも庁外への持出端末や、外部の事業者が使用している端末などでも、BoxのURLを知っていれば同サービス経由でBoxにアクセスが可能だ。