日本ディープラーニング協会(以下、JDLA)は7月28日、JDLA研究会である「AIガバナンスとその評価」が活動2年目の検討内容をまとめた報告書として『AIガバナンス・エコシステム - AIは誰が管理・評価するのか - 』を公開したことを発表した。

同研究会は、AI(Artificial Intelligence:人工知能)サービスのガバナンスを考える際に、個々の組織内にとどまるのではなく外部環境や評価機関とのつながりを踏まえた検討が必要だとする問題意識から、「AIガバナンス・エコシステム」を提言して、その概念の具体化に向けた検討を進めている。

今回の報告書では、「AIガバナンス・エコシステム」を構成する関連機関やアクターについて、活動1年目の検討をさらに精査したとのことだ。また、具体的なケースをあてはめた検討として、HR(Human Resources)領域のAIサービスを取り上げ、重要と考えられる機能や役割、アクター間の連携などについて整理しているという。

  • AIガバナンス・エコシステム(レポートから抜粋)

    AIガバナンス・エコシステム(レポートから抜粋)