Slackは7月27日、オンラインでSlackコネクトに関する最新事例についてメディア説明会を開催した。説明会ではGMOインターネット、クラウドネイティブのそれぞれの担当者が自社における事例を紹介した。
社外のパートナーとSlackをメインに仕事を進める
まず、セールスフォース・ジャパン Slack マーケティング本部 プロダクトマーケティングディレクターの伊藤哲志氏はSlackコネクトについて「社外の人と業務などのやり取りをする際に安全に外部組織とつながるとともに、共同作業を効率化できるというものだ」と述べた。
Slackコネクトの提供前は、Slackを利用していない社外のパートナー(個人)をゲストとして特定のチャンネルに招待し、都度ゲストアカウントを作成した組織のワークスペースにログインする必要があった。
一方、SlackコネクトはSlackの利用企業同士において特定のチャンネルをつなげることで、互いのSlack環境にとどまりながら、他社とのコラボレーションを可能としている。
伊藤氏は「Slackコネクトは、最大250もの異なる組織同士の複数人メンバーをつなぐ『Slackコネクトチャンネル』、組織同士がSlackでつながっているかに関係なく素早くメッセージ送信ができる『SlackコネクトDM』の2種類がある。人と人とのつながりだけでなくアプリやシステムとの連携も可能としている」と説明した。
また、音声やビデオ、画面共有の短い録画を作成してチャンネル上で共有する「クリップ」、突発的なブレインストーミングの場を再現することを目的に気軽な会話ができる「Slackハドルミーティング」も社内と同じようにSlackコネクトでつながっている組織同士で利用できる。