凸版印刷は7月1日、欧米を中心とした海外の有望なベンチャー企業との協業によるオープンイノベーションを加速させるべく、投資管理会社としてTGVP(Toppan Global Venture Partners)を2022年6月1日に米国で設立し、第1号ファンドとしてTGVP Fund I, LPを組成したことを発表した。TGVPの出資比率は凸版印刷が100%で、出資約束金総額は4000万米ドル(約54億3192万円)。

凸版印刷は、2016年にベンチャー企業への投資を開始して以来、国内外のベンチャー企業50社以上への投資や業務提携を行ってきた。同社は今回、これまで以上に海外での投資活動を起点とした事業開発を推進するべく、米国にCVCファンドを設立。

新会社の主な投資対象は、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」「SX(サステナビリティトランスフォーメーション)」分野を中心に、トッパングループの成長戦略に合致する技術・ビジネスモデルを保有し、共に変革を目指せる海外のベンチャー企業。特に北米・欧州を中心とした、新たな環境配慮型サービスやプロダクトの開発技術を持ったベンチャー企業との連携を通じて、凸版印刷の事業ポートフォリオ変革をより一層加速させていく考えだ。