米マイクロソフトは6月16日(現地時間)、営業担当者向けの新しいアプリケーション「Microsoft Viva Sales」を発表した。同アプリケーションは、2021年2月に発表された従業員体験向上向けのプラットフォーム「Microsoft Viva」から提供される営業担当者向けのサービスだ。

同アプリをMicrosoft 365やMicrosoft Teamsと連携することで、顧客への営業活動にまつわるデータをCRM(Customer Relationship Management)システムに活用できる。ほかにも、営業担当者が顧客と密接な関係を築けるよう、営業担当者ごとにパーソナライズされたレコメンデーションやインサイトを提案する。

営業担当者がOutlook、Teams、ExcelなどのOffice アプリケーションで顧客をタグ付けすると、同アプリが自動的にすべての関連データをレイヤー化して、顧客レコードとして取り込むことが可能だ。

同アプリでは、データとAIを活用して、営業担当者が顧客と商談を進めるうえでの次の最良なステップの提示やリマインダーによる通知、必要作業の優先順位付けなどを行える。

また、2021年11月に発表されたMicrosoft 365に統合されたAI機能「Context IQ」を利用して、マイクロソフトの他のアプリケーションやサービス間で関連コンテンツを連携できる。