グリー子会社のREALITYは6月15日、法人向けのメタバース構築ソリューション「REALITY XR cloud」の新サービスとして、メタバース空間でのプロモーションや展示会開設などを支援する「REALITY World」の提供を開始することを発表した。

同社が展開するスマートフォン向けメタバース空間「REALITY」は、自分だけのオリジナルアバターを作成し、モーションキャプチャ技術を用いたリアルなライブ配信を通じて視聴者とコミュニケーションを取ったり、受け取ったギフトを通じて収益化したりすることができるサービス。

今回提供する「REALITY World」は、アプリ内に3D仮想空間を作り、メタバース空間で企業のプロモーションができる法人向けのサービス。「メタバースに挑戦して3D仮想空間を作ってみたものの人がいなかった」という企業が持つ課題を解決するものだという。

  • 「REALITY World」が提供するメタバース広告機能

    「REALITY World」が提供するメタバース広告機能

具体的には、プロモーションや展示会、交流会などのイベント制作や、バーチャル支店、デジタルツイン都市などの空間開発を支援し、バーチャル都市を利用したメタバース広告などを、世界中で累計800万ダウンロードを突破したという「REALITY」ユーザーに展開する。

同社は今後、企業には新たなビジネス機会を、参加者にはメタバースならではの体験を提供すること目指してサービス開発を進める考えだ。