シスコシステムズは6月2日、KDDIが、同社の製品ラインアップに「Cisco Secure Endpoint」「Cisco Secure Access by Duo」「Cisco Meraki」追加し、 Cisco SASE(Secure Access Service Edge)アーキテクチャを構成する主要製品ポートフォリオを包括的に提供するパートナーとなったと発表しました。
今回の両社によるパートナーシップ拡充は、ネットワーク機能とセキュリティ機能を単一のクラウドネイティブサービスに統合することで、ユーザやアプリケーションの場所を問わずシームレスかつセキュアなアクセスを実現するもの。Cisco SASEアーキテクチャを実装するKDDI提供サービスは、日本国内のみならず海外でも利用可能。保守・運用はワンストップで提供され、煩雑で複雑な作業負担を軽減するSASEソリューションとなる。
「Cisco Secure Access by Duo」は、ゼロトラストセキュリティの考え方に基づき、多要素認証を実現し、導入がシンプルかつ迅速で、運用管理が容易なSaaSソリューション。ユーザが業務で利用するデバイスの状態の可視化と、社内イントラに加え、外部クラウドサービス利用時の安全を確保する。ユーザ自身が認証方式をカスタマイズすることが可能で、スマートフォンやウェアラブル端末など多様なデバイスの多要素認証をストレスなく行えることが特長だ。
「Cisco Secure Endpoint(旧AMP for Endpoints)」は、エンドポイント全体を可視化し、迅速な脅威の特定、侵害範囲の把握、瞬時の修復を自動で行うエンドポイントセキュリティ。統合型のXDR機能などでエンドポイントの保護を強化し、エンドポイントセキュリティの運用効率を高める。
「Cisco SD-WAN(Cisco Meraki含む)」は、マルチクラウド、セキュリティ、ユニファイド コミュニケーション、アプリケーション最適化に対応し、あらゆるユーザのあらゆるアプリケーションへの接続を可能にするもの。そのすべてをSASEに対応したアーキテクチャで実現する。