Vicorは、同社独自の電源モジュールパッケージであるChiP(Converter housed in Package)の製造工場となる「ChiPファブ」を米国マサチューセッツ州に新設したことを5月17日(米国時間)に発表した。

  • 米国マサチューセッツ州にVicorが新設した「ChiPファブ」

    米国マサチューセッツ州にVicorが新設した「ChiPファブ」(出典:Vicor)

ChiPファブは全自動化を実現しているといい、生産性が高くスケーラブルな電源ChiP製造が可能だとしている。同工場では、特許取得済みの製造プロセスを採用しており、ChiPは、半導体ウェハ製造に類似した工程を経てパネル上に製造されるという。

  • VicorのChiP製造イメージ

    VicorのChiP製造イメージ(出典:Vicor)

Vicorのオペレーション事業部 バイス・プレジデントのMike McNamaraは「当社の新しいChiPファブでは、サイクルタイムが短く柔軟な生産能力を持つウェハ状のパネルに、高電力密度モジュールを製造するために必要なすべての工程を統合した」とコメントしている。