マクニカは6月2日、低圧三相モーターの予知保全のDX(デジタルトランスフォーメーション)ソリューション「Macnica Smart Motor Sensor」の提供を発表した。

同ソリューションは、アナログ・デバイセズが開発した超高精度MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)センサーを搭載したハードウェアと専用ソフトウェアで構成される、モーターを遠隔監視するためのハードウェア・クラウド一体型ソリューションとなる。

ハードウェアは、バッテリー駆動のセンサーをモーターの冷却フィンに取り付けて使用する。スマートフォンの専用アプリで初期設定を行う。利用を開始すると、AI(人工知能)による機械学習が自動的に行われ、一定期間後に異常を検知するAIモデルが自動生成される。

  • 「Macnica Smart Motor Sensor」の利用イメージ。MEMSセンサー搭載のハードウェア(写真左)をモーターに取り付けて使用する

このAIモデルにより、センサーから集められた振動、温度、磁界データをパソコンやスマートフォン、タブレットなどで確認し、異常の際はアラートが通知される。

同ソリューションでは、「電源システム」「シャフトバランス」「アライメント」「ステーター巻線(絶縁診断)」「偏心(エアギャップ)」「冷却システム」「ローター」「ベアリング」「機械的な緩み」と、9種類のモーター異常を診断・検知できる。

モーター異常は、それぞれ独立した0~10の正常値で分析され、ユーザーはこれら予知保全における振動解析やAIの特別な知識を持つことなく、致命的な障害とダウンタイムを最小化することができる。