A10ネットワークスは6月2日、統合型ADC+ファイアウォール製品「A10 Thunder CFW」におけるクラウド活用を促進する機能をパッケージ化した「プロキシパッケージ」を、日本市場で発売した。
「プロキシパッケージ」は、ネットワーク・セキュリティ機能を備えた統合型ADC+ファイアウォール製品「A10 Thunder CFW]」におけるクラウド活用とゼロトラスト実現に必要な機能をシンプルな形態で提供するもの。
トラフィック・アプリケーション制御やクラウドアクセスプロキシ、ユーザー認証・許可といったプロキシ機能に、回線負荷分散やSSL/TLS復号、URLフィルタリングなどを加え、クラウド活用やゼロトラスト実現に必要となる機能を搭載する。
基本エディションの「Basic Edition」では、プロキシの基本機能(トラフィック・アプリケーション制御、クラウドアクセスプロキシ、ユーザー認証・許可)に回線負荷分散やSSL/TLS復号、URLフィルタリング、WAF、L4ファイアウォール、スクリプト制御、サイト間冗長、テナント制御、IPv4/IPv6変換、レートリミットなど、クラウド活用やゼロトラスト実現に必要な機能を搭載。
また、Basic EditioにIPレピュテーション機能とマルウェアスキャン(8エンジン)機能を追加した「Enterprise Edition」や、Enterprise Editionに統合管理ツールを追加し、DDoS防御やDNSセキュリティ、メールセキュリティ、マルチスキャン(12~32エンジン)、コンテンツ無害化、DLP、クラウド型プロキシのオプション機能を選択可能な「Premium Edition」の3つのエディションで展開。
フォームファクタとしてハードウェアアプライアンスと仮想アプライアンス、導入形態として透過型や明示型、フォーワード/リバースプロキシ、冗長化を用意しており、組織のセキュリティやインフラ基盤にあわせて機能や導入方法を柔軟に選択できる。