TISインテックグループのTISは5月31日、経費精算クラウドサービス「Spendia(スペンディア)」について、経費精算の基本業務に必要な機能だけを短期間で導入可能な「Spendiaクイック導入版」の提供を開始することを発表した。
SpendiaはSaaS(Software as a Service)でありながら、大企業の要件にも対応できる機能と柔軟性が特徴だ。スマートフォンのアプリから操作を完結でき、どこからでも経費精算に対応可能となる。
経費精算を行う社員はPCやスマホアプリのみで精算できるため、経理、総務、人事部門の業務効率化に加えて、現場社員の経費精算および各ワークフロー申請に関わる時間の削減と場所の制約の解消にもつながる。
同社が今回提供を開始する「Spendiaクイック導入版」は、Spendiaの機能の中から、交通費精算や出張費清算、交際費精算などの基本機能およびその処理のためのワークフローなど、最小限必要な機能だけに絞ったサービスだ。最短で2カ月程度で導入可能なのだという。
標準で提供する機能は出張費や交際費の申請に加えて、経路検索連携や定期区間控除に対応する交通費精算、3段階の承認ワークフロー、固定フォーマットでの会計システム連携用CSVファイル出力だ。領収書のOCR読み取りや費目自動判定、交通系ICカード明細スマホ取込、電子帳簿保存法への対応などは別途有料オプションとして展開する。
同サービスは1ユーザーあたり月額600円から利用可能だ。また、サービスの導入に際しては、システム適用の設計からセットアップ、ユーザー向けトレーニングをオンラインにより実施し、2か月での利用開始を実現するとしている。