2022年5月30日から6月5日は、個人情報保護委員会が主導する「個人情報を考える週間」だ。Googleの日本法人は5月30日、公式ブログにてパスワードとオンラインアカウントを安全に保つためのヒントを公開した。

近年、さまざまな目的でインターネットを使うようになり、1人あたりのオンラインアカウントの数は数十から数百のレベルになっているのではないだろうか。そうなると、多くのパスワードを記憶して更新する必要があり、もしパスワードが盗まれた場合、アカウントの不正使用につながる恐れもある。

Googleは、個人情報を守る「鍵」となる、パスワードとオンラインアカウントを安全に保つための10のヒントを公開。その中でも特に大事なことは、パスワードを複数のアカウントで使い回さないようにすることだ。重要なアカウントでパスワードを使い回すのは特に危険。どれか1つでも第三者にパスワードを入手されてしまうと、メールや連絡先が漏れるだけではなく、金銭的な被害を受ける可能性もあると同社は指摘している。

残りの9つのヒントは以下の通り。

  1. パスワードを12文字以上にすること

  2. 英字(大文字と小文字)、数字、記号を組み合わせ、より強力なパスワードにすること

  3. 他人に知られている情報や簡単に見つかる情報からパスワードを作成しないこと

  4. 作成したパスワードを他人に知られないようにすること

  5. パスワードの作成、保存、保護のためにパスワード管理ツールを使用すること

  6. パスワードを定期的に更新すること

  7. パスワードのチェックアップを実行すること

  8. 他人にパスワードが漏れた場合に備えて、再設定用の情報を追加すること

  9. 2段階認証プロセスを設定して、保護をより強化すること

いずれも特段面倒なことではなく、少し気を付けて準備を怠らなければ、パスワードとオンラインアカウントを安全に保てる。この機会に、パスワードとオンラインアカウントの管理について、見直してみてはどうだろうか。