モニタスは5月20日、全国の20~64歳男女の会社員2,836名を対象に4月15日に実施した「利用実態調査ビジネスチャットツール編」の結果を発表した。これによると、ビジネスチャットツールの認知率は54.7%、利用経験率は40.1%、現在利用率は38.6%であることがわかったという。

  • ビジネスチャットツール全体の認知・利用状況 引用:「利用実態調査ビジネスチャットツール編」

実際に認知されているビジネスチャットツールは、「LINE WORKS」が最も多く37.1%、次いで「Microsoft Teams」が32.7%、「Chatwork」が16.8%と続いている。

利用率は従業員数によっても異なり、従業員数が1,000 名以上の企業に属する人に聞いたチャットツールごとの利用率では、上位から「Microsoft Teams」21.4%、「LINE WORKS」10.3%、「Workplace」4.0%という結果に。

一方で、従業員数100名未満の企業に属する人に聞いたチャットツールごとの利用率では、上位から「Chatwork」4.7%、「Slack」3.9%、「LINE WORKS」3.8%が続く結果になっており、「Chatwork」など、従業員数の多い企業でのランキング上位ではないツールが上位に入っていることが分かっているという。

  • ツール別利用率ランキング従業員数1,000名以上の会社の場合と従業員数100名未満の会社の場合 引用:「利用実態調査ビジネスチャットツール編」

今回の調査結果について、モニタスは、ビジネスチャットツールはコロナ禍もあいまって急速に浸透してきているように思える一方、いまだおよそ2人に1人はいずれのツールも認知していない現状があるとの見方を示している。