PwCコンサルティングは5月16日、今年3月に日本企業1,085社を対象に実施した、メタバースのビジネス利用の実態や課題を探る「メタバース事業者サーベイ」の結果を公開した。
メタバースの認知状況を問う質問では、「用語を知っている」が37%、「自社でのビジネス活用に関心がある」が10%と、約半数がメタバースを認識していることがわかった。
また、ビジネスへの影響を聞いたところ、87%が「メタバースを脅威ではなくチャンスと捉えていることがわかった。メタバースによるビジネスチャンスとしえてゃ、新規ビジネスの創出を期待する声が最も多かった。
メタバースのビジネスへの活用の進捗に関しては、活用を推進もしくは検討している企業が38%に上り、その約半数が実現時期として1年以内を目標としていると回答した。
メタバース導入の課題としては、「導入する目的の明確化」「費用対効果の説明」が挙がっており、同社はいまだ活用イメージの明確になっていない現状がうかがえると指摘している。