Microsoftは4月25日、Windows 11向けのオプションの更新プログラム「KB5012643」をリリースした。この更新プログラムには、ビデオに関するいくつかの不具合、Secure Bootコンポーネントサービスの強化など、さまざまな問題の修正や品質改が含まれている。その一方で、このアップデートを適用した一部のユーザーから、セーフモードに入った際に画面がちらつくという新しい問題が報告されていると、海外メディアのNeowinが4月28日に伝えた。
KB5012643はWindows 11向けにプレビューとして提供されている更新プログラムである。正式なリリースは2022年5月の月例アップデートに含まれる予定だが、いち早くアップデートを導入したいユーザー向けにオプションで公開されており、Windows Updateからインストールすることができる。
Neowinは、KB5012643の適用後に、セーフモードでログインした際に画面のちらつきが発生するようになったというユーザーによる報告を紹介している。また、この問題を最初に報告したドイツの技術系ニュースサイトDeskmodderによれば、ネットワークサポートを有効にしないでセーフモードで起動した場合はちらつきは発生しなかったという。そのため、問題はネットワークドライバに関連しているのではないかと指摘されている。
MicrosoftによるKB5012643のサポートページには、この更新プログラムにおける変更点および既知の問題のリストが掲載されているが、本稿執筆時点ではまだ画面のちらつきに関する不具合については触れられていない。