グレープシティは4月27日、.NET/Xamarin/Blazor用コンポーネントセット「ComponentOne(コンポーネントワン)」の最新バージョン「2022J v1」をリリースした。

同製品は1年定額制のサブスクリプション方式で販売しており、最上位エディション「ComponentOne Enterprise」の初期費用は1ユーザーライセンスが16万5,000円、更新費用は8万2,500円。

ComponentOneは、データグリッド、チャート、入力、ナビゲーションといった業務アプリケーションに必要とされる機能を包括的に収録している。Windows Forms、WPF、ASP.NET、ASP.NET Core、Xamarin、Blazor、WinUIに対応しているので、デスクトップからWeb、モバイルアプリまでを1つ製品で開発することが可能。

「2022J v1」では、JavaScriptの代わりに.NETとC#を使用してWebアプリ開発が可能なSPA(Single Page Application)フレームワーク「Blazor」で利用できるコンポーネントを中心に機能強化が行われている。

今回、パネルを折りたたんだり展開したりできる「アコーディオン」コントロールが追加された。同機能により、展開したパネル内に表示しているデータ以外を隠すことで画面の表示領域を確保することが可能になる。

また、値の範囲を視覚化し、2つのつまみを利用してデータ入力・可視化できる「範囲スライダー」コントロールの追加も行われた。これは、価格や面積など、最小値と最大値を指定して検索するようなフォームを使う場合に便利な機能。

加えて、Windows Forms用エディションのデータグリッドコントロール「FlexGrid」では、システム利用者の操作によるデータグリッドの列の表示/非表示が可能になった。