GNUは現地時間2022年4月25日、GnuPG(GNU Privacy Guard)をバージョン2.3.6へ更新した旨をメーリングリストで報告した。GnuPGはGPL(GNU General Public License)に基づいた暗号化ソフトウェアで、PGP(Pretty Good Privacy)の別実装。ソースコードはGNUのメインFTPミラーFTP近くのミラーFTPからダウンロードできる。

  • WSL上で動作するGnuPG バージョン2.3.6

    WSL上で動作するGnuPG バージョン2.3.6

GnuPG バージョン2.3.6は前バージョンで確認された、長い鍵をインポートする際に発生してたバグや、不正なパスフレーズ入力時および復号化失敗時のエラーステータス出力、破損パケットによるnullptr(ヌルポインタ)アクセスを回避する修正を加えた。また、OpenPGP 3.x用RSA認証で使用するハードコードの修正や、エージェント使用時にパスワードをファイルに書き込めない問題、証明書を発見できない際のエラーメッセージ改善も行われている。