伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)と福岡県直方市は4月25日、予約制の乗合タクシーと経路検索システムとを組み合わせたオンデマンド交通によるMaaS(Mobility as a Service)の実証実験を共同で実施することを発表した。同実証実験は2022年5月9日から同8月5日まで実施する予定。
実証実験では、直方市民に対し、アプリや電話を通じて鉄道、バス、オンデマンド交通を組み合わせた経路検索を提供する。オンデマンド交通のエリアは上頓野、畑・永満寺の2つ。上頓野全域、畑・永満寺全域それぞれの区域にて自由に乗降場所を設定することができ、各地域からそれぞれ区域外の特定乗降地点を乗降場所にすることが可能。
オンデマンド交通はアプリ・電話を通じた利用者からの予約状況に応じて、AIが最適経路を随時更新しながら運行する。平日の午前8時00分から午後5時00分まで、1回300円(小学生以下、障がい者は150円)でタクシー車両に乗車できる。なお、オンデマンド交通の運行車両にはステッカーが貼られている。