ニューリジェンセキュリティは4月21日、クラウド上に構築されたWebシステムなどのIT環境のセキュリティ運用を支援するSaaS型のサービス「Cloudscort(クラウドスコート)」の提供を発表した。同社は2024年度までに10億円の売り上げを見込んでいる。
同社は、ラックと野村総合研究所(NRI)が2022年3月14日に設立を発表した、クラウドプラットフォーム向けマネージドセキュリティサービスを提供する新会社だ。
同サービスでは、クラウド上に構築されたWebシステムの安全を図るため、パブリッククラウドサービスが独自に提供するセキュリティ機能となる、「WAF(Web Application Firewall)」、「CSPM(Cloud Security Posture Management)」、「VA/VM(Vulnerability Assessment / Vulnerability Management)」の効率的な利用を支援する。
対応するパブリッククラウドサービスは、AWS(Amazon Web Services)、OCI(Oracle Cloud Infrastructure)、Microsoft Azure、GCP(Google Cloud Platform)。
また、同社が有する脅威インテリジェンスを用いて、攻撃による被害やシステム障害の未然防止と検知対応サービスも提供し、企業のサイバーハイジーン(IT資産の可視化や適正な管理)などの能動的な未然防止対策の実現も図る。
当面はマネージドセキュリティサービス事業者(MSSパートナー)を通して同サービスを提供する。2022年度上期には、NRIセキュアテクノロジーズとラックからサービスの提供を開始する予定だ。