ispaceとSkyは4月21日、ispaceが行う民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」のコーポレートパートナー契約を締結したと発表した。

HAKUTO-Rは、i独自のランダー(月着陸船)とローバー(月面探査車)を開発して、月面着陸と月面探査の2回のミッションを行う予定としている。SpaceXのFalcon 9を使用し、それぞれ2022年vに月面着陸ミッション、そして2024年viに月面探査ミッションの打ち上げが計画されている。

HAKUTO-Rのコーポレートパートナーには、Skyのほか、日本航空、三井住友海上火災保険、日本特殊陶業、シチズン時計、スズキ、住友商事、高砂熱学工業、三井住友銀行、SMBC日興証券が参加している。

ispaceは一部業務をリモートワーク体制で進めているが、部品調達の遅れや実験施設の人員制限、渡航制限などの課題が発生する中、それらへの対策として、SkyのIT資産管理ツール「SKYSEA Client View」を導入して業務の合理化・向上を図っているという。

Sky代表取締役の大浦淳司氏は、今回の契約締結にあたって、「Skyは創業以来、『人』『社会』『技術』をつなぎ、豊かな情報社会を実現することを目指してまいりました。さまざまに事業領域が広がった現在においてもその原点を忘れることなく、人そして社会に貢献できる企業でありたいと願い、努力を重ねています。今回、民間で月を目指すHAKUTO-Rの挑戦に貢献することを通して、宇宙領域、さらには人類の未来にも貢献ができることを嬉しく思います」とコメントを寄せている。