東京メトロは4月20日、富士フイルムビジネスイノベーションと共同で、銀座線・南北線溜池山王駅に設置した個室型ワークスペース「CocoDesk(ココデスク)」において、「オンライン相談サービス」に関する実証実験を同22日より開始することを発表した。

ココデスクは富士フイルムビジネスイノベーションが提供する個室型のワークスペースで、これまでに東京メトロ31駅に56台が設置されている。電源コンセントやWi-Fiに加えエアコンを完備し、換気扇による換気と抗菌コーティングを実施している。

  • 「CocoDesk(ココデスク)」外観

  • 実証実験の対象ブース(東京メトロ線内:銀座線・南北線溜池山王駅)

同実証実験に参加し、オンライン相談サービスを行うサービス事業者は、「保険相談」「法律相談受付」「不動産賃貸相談」「メンタルヘルスサポート」「占い」からスタートし、実証実験の結果を踏まえ、今後も追加を検討していく予定とのこと。

同実証実験の期間中、利用者は対象のココデスク内に設置された専用のパソコンとカメラ付きのディスプレイを用いて相談サービスを受けることができる。ココデスクの利用料は無料で、提供サービスごとに利用料金が発生する。

東京メトロは、地下鉄で移動中の顧客がプライバシーの保たれる個室空間で相談が行える新しい場として、銀座線・南北線溜池山王駅のココデスクを提供し、オンライン相談サービスのニーズを検証する。

同社は今後も東京メトロ駅構内へのココデスクの設置を進め、駅をビジネスや生活空間の一部として展開し、さまざまな取組みを検討していく考えだ。