Security Affairsは4月11日(現地時間)、「Anonymous hacked Russia's Ministry of Culture and leaked 446 GBSecurity Affairs」において、ハッカー集団「Anonymous」がロシア連邦文化省(Минкультуры России: Министерство культуры Российской Федерации)からデータを窃取し、データリークサービス「DDoSecrets」を通じて流出させたと伝えた。23万件の電子メールを含む446GBのデータが流出したとされている。
DDoSecretsでは、ロシア政府から盗まれたとされる700GB以上のデータが流出しているという。ロシア連邦文化省から窃取されたと見られるデータはその一部であり、ほかにもブラゴベシチェンスク市行政から150GBのデータが、トヴェリ州知事室から116GBのデータが流出したとのことだ。
ハッカー集団「Anonymous」は、現在もロシアで活動している企業や金融組織を対象としたサイバー攻撃を続けている。欧州圏で有数の銀行グループであるインテーザ・サンパオロ(Intesa Sanpaolo)はロシアによるウクライナ侵攻後、ロシアおよびベラルーシ相手への新規融資の停止と金融商品への投資を停止したと発表しているが、エール大学がロシアにおいてイタリアの銀行が通常どおりのビジネスを続けているという報告を行っている。Anonymousはこの報告に対し、インテーザ・サンパオロへ説明を求めている。