アライドテレシスは4月4日、同社独自の無線LANソリューション「AWC-CB」と「AWC-SC」を統合した新ライセンス(AT-VST-CB-1Y-2022など計24種)の受注を4月1日より開始したことを発表した。

  • 移動中も途切れない無線LANを実現する「AWC-CB

    移動中も途切れない無線LANを実現する「AWC-CB」

今回受注を開始したのは、自律型無線LANソリューション「AWC(Autonomous Wave Control)」の拡張機能である「AWC-CB(AWC-Channel Blanket)」と「AWC-SC(AWC-Smart Connect)」を統合した新ライセンス(AT-VST-CB-1Y-2022など計24種)。これにより、1つのライセンスでAWC-CBとAWC-SCの両機能が利用可能となる。

「AWC-CB」は、移動中も途切れない無線LANを実現する独自のチャンネルブランケット方式。エリア内の複数の無線LANアクセスポイントが同一チャンネルを使うため、端末が移動してもローミングが発生することなく通信が途切れないという。移動により離れてもアクセスポイントに接続したままになるスティッキー端末による通信の遅延や、コントローラーの停止による通信のダウンなども解消するという。

  • アクセスポイント間を無線で動的につなぎ、優れた拡張性と冗長性を可能とした「AWC-SC」

    アクセスポイント間を無線で動的につなぎ、優れた拡張性と冗長性を可能とした「AWC-SC」

「AWC-SC」は、アクセスポイント間を無線で動的につなぎ、優れた拡張性と冗長性を可能としたソリューション。短期間かつ低コストで無線エリアを拡張し、安定した無線LAN環境を構築する。アクセスポイントを増設する際、従来必要であったサイトサーベイや配線工事、チャンネル設計などの手順を省略でき、防火壁が間にあるような配線工事が難しい場所や一時的なイベント会場などに適する。

AWC、AWC-CB、AWC-SC対応機種は、AT-TQ1402、AT-TQ5403、AT-TQ5403e、AT-TQ6602(AWC-SCは対応予定)、AT-TQ6602 GEN2/AT-TQ6702 GEN2(AWC-CB、AWC-SCは対応予定)。AWC対応機種は、AT-TQm1402、AT-TQm5403、AT-TQm6602 GEN2/AT-TQm6702 GEN2。

価格は、「AT-VST-CB-1Y-2022」(AT-Vista Manager EX、AT-Vista Manager APL、AT-Vista Manager VRT用)が77,000円(税込)、「AT-SW-CB10-1Y-2022」(Vista Manager mini用基本ライセンス)が88,000円(税込)、「AT-SW-CB10ADD-1Y-2022」(Vista Manager mini用追加ライセンス)が77,000円(税込)、「AT-RT-CB5-1Y-2022」(Vista Manager miniルーター用ライセンス)が39,600円(税込)。