スノーフレイクはこのほど、「Retail Data Cloud(リテール データクラウド)」の提供開始を発表した。リテール データクラウドの活用により、小売業者やメーカー、流通業者、消費財(CPG)販売業者および小売業界のテクノロジープロバイダーは、自社データの活用や新規データへのアクセス、小売業界全体を通じたシームレスなコラボレーションが可能になる。
スノーフレイクはパートナーのエコシステムと連携して企業のアジリティを高めるとともに、よりパーソナライズした優れたカスタマーエクスペリエンスを実現し、業界全体で企業のオペレーションを最適化する。
リテール データクラウドでは、ほぼすべてのデータを一元化して、信信頼できる唯一の情報源として運用できるほか、データクリーンルーム機能をはじめとする簡単に運用できるセキュリティ機能や、双方の機微なデータをさらすことのない結合、制限付きクエリ、集中的ロールベースアクセス制御(RBAC)などが搭載されており、データ移動やPIIを開示するリスクなしにデータを共有することができる。
例えば、楽天はデータクラウド「Snowflake」を活用して北米地域のビジネスオペレーションを拡大し、安全でほぼリアルタイムのデータアクセスをベンダーや販売パートナーに提供している。
今回、Blue Yonder、Cart.com、Nulogy、 Zabkaなどのパートナーが、、小売業者や CPG企業などの業界各社が関連性のあるデータを共有し、顧客エクスペリエンスの向上からサプライチェーンオペレーションの最適化まで、重要なユースケースにおいて連携できるSnowflakeに特化したアプリケーションを発表した。