米国スノーフレイクは3月17日(現地時間)、医療&ライフサイエンス向けデータクラウド「Healthcare & Life Sciences Data Cloud」の提供開始を発表した。

同製品は、米国における医療保険の相互運用性と説明責任に関する法令「HIPAA」への対応をサポートしているほか、共通セキュリティフレームワーク「HITRUST」の認定、米国政府機関のクラウドセキュリティ認証「FedRAMP」を受けているなど、厳密なセキュリティ要件に対応している。

ヘルスケア企業は同製品を利用することで、クロスクラウドに対応した単一の統合プラットフォームを活用し、技術的、組織的なデータサイロを排除することができる。これにより、重要かつ機密性の高いデータを安全に統合し、大規模にやりとり可能になる。

Anthem、IQVIA、Komodo Health、Novartis、Siemens Healthineers、Spectrum Healthをはじめとするヘルスケア企業は、同製品を活用して自社のデータを解放して、優れた患者のアウトカムやケア体験の提供やケアデリバリーの最適化実現し、医療や経営における意思決定を強化しているという。

また、 Snowflakeは、ヘルスケアとライフサイエンスのエコシステム全体で高度な分析とコラボレーションを加速する、オープンソースのコミュニティ「OHDSI OMOP」をサポートしているという。