バンダイナムコグループは3月29日、同社が推進するガンダムのIPを活用した「ガンダムプロジェクト」のうち、サステナブルをテーマにしたプロジェクトの1つである「ガンダムオープンイノベーション(GUNDAM OPEN INNOVATION)」のパートナー13チームを発表した。

ガンダムオープンイノベーションは、ガンダムシリーズと未来技術を掛け合わせることで、未来の夢と希望を現実化するプログラムとして2021年6月に発表されたもので、革新的なアイデアや技術でバンダイナムコグループの横断プロジェクト「ガンダムプロジェクト」とともに課題に取り組むパートナー募集が行われていた。

この取り組みのテーマは「共創」で、求められるパートナーの資質として、「ガンダムへの深い理解」、「募集テーマにおける技術・経験・実績」、「今後の実現性(3~4か年の計画)」の3つが掲げられていた。同社では、プランを共創する採択パートナーを11チームと、その活動をサポートする位置づけとしてアライアンス2チームの合計13チームとともに「来るべき“現実の宇宙世紀”」に向けて」の取り組みを開始するとしている。

採択パートナー11チームのチーム名とその構成、プラン名は以下のとおり(順不同)

チームBALL

チームは乃村工藝社およびアスラテック、プロジェクトパートナーの板村康氏で構成。プラン名は「やさしい宇宙世紀をプロトタイプ」。

SPACE WALKER

チームはSPACE WALKERで構成。プラン名は「Alternus Space」。

神奈川大学宇宙ロケット部 / 航空宇宙構造研究室

チームは神奈川大学宇宙ロケット部と田徳商事で構成。プラン名は「GHR -GUNDAM Hybrid Rocket project-」。

avatarin

チームはavatarinで構成。プラン名は「『アバターインで実現する人類の進化』~人類の宇宙進出ならびに、あらゆる制限を超えて繋がりあい、理解しあい、支え合う未来社会実現に向けて~」。

大分県

チームは大分県の先端技術挑戦課で構成。プラン名は「宇宙港(Space Port OITA)は『アニメじゃない!』」。

大和大学 社会学部 SDG研究推進室

チームは大和大学社会学部で構成。プラン名は「Suitable and Green Diver city に関する指標の開発とスペースコロニー時代に向けた社会実装実験」。

東京理科大学 スペースシステム創造研究センター

チームは東京理科大学スペースシステム創造研究センターで構成。プラン名は「東京理科大学 スペースシステム創造研究センター 『ガンダム宇宙世紀』実現プロジェクト」。

高砂熱学工業

チームは高砂熱学工業で構成。プラン名は「宇宙規模のSDGs達成に向けた月面都市『フォン・ブラウン』の建設」。

国際医療福祉大学 成田病院 宇宙医学研究会

チームは、国際医療福祉大学 成田病院で構成。プラン名は「人類の宇宙進出に伴う医学環境の整備」。

QUATTRO Collaborators (慶應義塾大学)

チームは慶應義塾大学などで構成。プラン名は「ガンダムIPを活用したELSI議論の活性化プロジェクト(Activation project of ELSI discussion Using GUNDAM IP : A.E.U.G.)」。

チーム宇宙世紀の矛と盾

チームは核融合科学研究所と東北大学で構成。プラン名は「宇宙世紀最強の矛と盾によるSDGsプロジェクト」。

また、アライアンスパートナー2チームのチーム名と構成、プラン名は以下のとおり(順不同)

日本マイクロソフト

チームは日本マイクロソフトで構成。プラン名「来るべき“現実の宇宙世紀”に向けて最高のGディフェンサーのご提案」。

株式会社NTTデータSBC

チームはNTTデータSBCで構成。プラン名は「ラプラスの箱庭」。

なお、今後のスケジュールとしては、2022年度に採択パートナーとのアクションプランの公開、2023年度に採択パートナーとの進捗状況の公開、2024~2025年度に採択パートナーとの活動報告を実施予定としている。

  • 採択パートナー一覧

    採択パートナー一覧

2022年4月5日訂正:記事初出時、チーム名「QUATTRO Collaborators (慶應義塾大学)」の構成者を「慶應義塾大学 医学部ヒルズ未来予防医療・ウェルネス共同研究講座で構成。」と表記しておりましたが、同講座自体とプロジェクトは関係ないことから、当該部分を訂正させていただきました。ご迷惑をお掛けした読者の皆様、ならびに関係各位に深くお詫び申し上げます。