パロアルトネットワークスは3月22日、2022年第2四半期より、次世代ファイアウォール「PA-3400シリーズ」「PA-5400シリーズ」を日本市場で提供開始すると発表した。
両シリーズはNGFW向けOSの最新版「PAN-OS 10.2 Nebula」を搭載している。「Nebula」の特徴は、AIとディープラーニング技術にクラウドコンピューティングを用いることで、パフォーマンスを損なわずにオフラインでなくインラインで分析する、侵入防止システム(IPS)が追加された点。
「PA-3400シリーズ」は、コアあたりでコンテンツ検査処理能力が4倍近く向上し、最大19個の高性能コアを搭載している。「PA-3400シリーズ」のラインアップは、「PA-3440」「PA-3430」「PA-3420」「PA-3410」から構成される。スペックは「PA-3440」が最も高く、「PA-3410」が最も低い。
例えば、HTTPのファイアウォールスループットは、「PA-3440」が27.5Gbps、「PA-3430」が23.8Gbps、「PA-3420」が19.1Gbps、「PA-3410」が13.1Gbpsとなっている。
「PA-5400シリーズ」は前世代と比較してコアあたりで7倍のコンテンツ検査処理能力を有し、最大38個の高性能コアを搭載している。「PA-5400シリーズ」のラインアップは、「PA-5430」「PA-5420」「PA-5410」から構成される。スペックは「PA-5430」が最も高く、「PA-5410」が最も低い。
例えば、HTTPのファイアウォールスループットは、「PA-5430」が63Gbps、「PA-5420」が53.7Gbps、「PA-5410」が45.2Gbpsとなっている。