NECは2月24日、コーポレート・トランスフォーメーション(企業変革)の加速とビジネス共創に向けて、独SAPとの協業強化を発表した。両社は「NECのCX加速」「ビジネス共創の強化」「社会価値創造を目指すイノベーション創造」で協業を強化する。
協業の取り組みの詳細は以下となる。
NECのCX加速
NECは自社のコーポレート・トランスフォーメーションの加速に向けてSAPの最新ソリューションを活用し、データドリブン経営によるビジネス環境の変化への柔軟な対応と、社員の能力を最大限に引き出すことを目指す。
基幹システムに「SAP S/4 HANA」を継続採用し、その標準機能を最大限活用するとともに、プロセス標準化を強化するソリューションとして「Business Process Intelligence」を採用する。また、同取り組みをNECグループで推進するため「RISE with SAP」を海外のグループ会社で新たに採用する予定だ。
ビジネス共創の強化
NECは従来からSAPソリューションの外販ビジネスにおいてSAPと協業関係にあり、自身の業務プロセス変革、システム刷新、運用保守などの知見をリファレンスモデル化し提供する。
社会価値創造を目指すイノベーション創造
NECの生体認証技術およびセキュリティ領域における強みと、両社の5G、サプライチェーン、サステナビリティ領域における強みを活用してイノベーション創造を進める。