損害保険ジャパンとSOMPOリスクマネジメントは2月15日、日清紡ホールディングス傘下の日清紡マイクロデバイスと、「音響診断AI化支援コンサルティング」における協業を発表した。

企業のプラントや工場では、機械設備の状態点検において人による聴覚点検(聴覚による異音確認)を実施しているが、点検技術の伝承が課題となっている。SOMPOリスクマネジメントは、この課題への対応を支援するため、音響・音声技術を専門とするソフト開発会社であるアニモと、2021年4月から「音響診断AI化支援コンサルティング」を提供している。

今回の協業では、2021年2月に日清紡マイクロデバイスが開発した聴診器的に機器の音響を収録することが可能な「アコースティックセンサ」を同コンサルティングサービスと組み合わせることで、今まで音響収録が難しかった分野における活用と同サービスの利便性向上、分析レポートの精緻化を図る。

  • 協業のイメージ

アコースティックセンサは、一般的なマイクロフォンと比較して、幅広い帯域の周波音を収録可能で、設置方法の工夫により、対象機器に直接設置して音響収録することで周辺の雑音を除去可能だという。